立春が近づく頃から「ヒヨドリ」のピーヨ、ピーヨと騒がしく鳴く声が早朝から聞こえ、気が付くとメジロも椿の木にやってきていました。上戸新町の周辺はまだ自然に恵まれており、数多い種類の鳥がいます。
留鳥や、季節ごとに渡り鳥として来ている野鳥もいます。いったいどんな名前の鳥達が来ているんでしょうか?
私が入間川や付近の公園で出会った野鳥たちの写真をご紹介します。
上戸新町周辺には、まだまだ多くの野鳥がいます。こんな鳥もいるよ!と気づかれた方は教えて下さい。
ア行の野鳥 | アオサギ、アオジ、イカル、イソシギ、オオジュリン、オオバン、オオヨシキリ、オナガ、オナガガモ |
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カ行の野鳥 | カイツブリ、カシラダカ、カルガモ、カワウ、カワセミ、カワラヒワ、キジ、キジバト、キセキレイ、ゴイサギ、コガモ、コゲラ、コサギ、コハクチョウ |
サ行の野鳥 | シジュウカラ、シメ、ジョウビタキ、スズメ、セキセイインコ、セグロセキレイ |
タ行の野鳥 | ダイサギ、チュウサギ、ツグミ、ツバメ、ドバト |
ナ行の野鳥 | ノスリ |
ハ行の野鳥 | ハクセキレイ、バン、ヒドリガモ、ヒバリ、ヒヨドリ、ホオジロ |
マ行の野鳥 | マガモ、ミコアイサ、ムクドリ、メジロ、モズ |
ヤ行の野鳥 | ヤマガラ、ユリカモメ、ヨシガモ | 番外 | 名称不明?どなたか教えてください。 |
アオサギ 安比奈親水公園(2011,4月)全長93cm
白い頭部に額から後頭につながる黒色帯、全体に灰色っぽい。
アオジ 川越水上公園(2011、11月) 全長16.0cm
雑木林の藪で餌を探す、地鳴きは「ジッ」と少し濁り強い声。
イカル (水上公園2/3撮)
斑鳩とも呼ぶ。
奈良県の斑鳩は本種にちなむ地名。
イソシギ 子畔川(2011.2)全長20cm
水辺を歩き回って、地面や水面上の昆虫などをついばむ。歩行時に尾羽を振る特徴的な行動がある。
オオジュリン 川越水上公園(2011,11月)全長16cm
(雄の冬羽)頭部が褐色、アシの茎に縦に止まる。
すずめなどと見分けるの がむづかしい。
オオバン 水鳥の郷公園(2011,12月)全長40cm
名前は水田の見張り番に例えたことに由来する。
オオヨシキリ 入間川河原(2011,6月)全長18cm
川岸などのアシ原に住む、アシの茎を切り裂きえさの昆虫を捕ることが名前の由来となっている。
オナガ 鯨井(2011、6月)全長37cm
長い尾羽と翼の美しい水色が目立つ。
上戸新町内でもよく見かけ、見分けるのが容易な野鳥。
オナガガモ 越辺川(2011.2)全長75cm
(オス)黒いくちばしの両側が灰色。(メス)くちばし黒い。
(写真の中につがいで見られる)
他のカモ類より水深が深いところで逆立ち姿勢で採餌することが多い。
カイツブリ 初雁橋下入間川(2011,7月) 全長26cm
潜水採餌が巧み、よく湖沼、池でかもに交じって潜水している。
カシラダカ 川越水上公園(2011,3月) 全長15cm
短い冠羽、数羽から数十羽の群れをつくる。
スズメ目ホオジロ科。
和名の由来は興奮すると頭頂部の羽を立たせることによる。
カルガモ 子畔川(2011.1)全長60cm
雌雄同色。
カモ類のオスの色彩は、メスが別の種と繁殖相手を間違えない為に発達したと考えられるが、本種は繁殖期に他のカモがいないため、雌雄同色なのだと考えられる。
黒色のくちばしで先端が黄色。
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カワウ 入間川、水上公園(2009.5.)全長80cm
はねを広げると1m以上になる大型の鳥。潜水して魚などを捕らえる。
カワセミ 川越水上公園の池(2012、1月6日)
排水路の所で小魚を狙って水中に飛び込みを繰り返して採餌していた。
カワラヒワ 川越水上公園(2011、4月) 全長14.5cm
体の色はオリーブかかった褐色、風切羽根の基部が黄色。
スズメに似ているが、ちょっと違うなぁーと思うとカワラヒワであることが多い。
ヒマワリの種を好む。
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キジ 入間川初雁橋下の河原(2009.6/4) 全長80cm日本の国鳥
オスは赤い顔の肉冠が特徴、尾は長く横斑がある。
「ケーン」「ケン」と大きい声で鳴くがなかなか姿を見つけづらい。
キジバト 庭にて(2009.6/17)
全長33cm
主に地上でくさの種子やみを食べる。
どこでも普通に見られる。
キセキレイ (子畔川吉田橋辺り2/1撮)(留鳥)
川の上流域に住む。
ゴイサギ 水鳥の郷公園(2011,12月) 全長60cm
昼間は竹林やよく茂った林にあるねぐらで休み、夜間になると池や沼、河川でえさを探す。
夕方や夜間コアッ、クワッなどと鳴き、夜からすの俗名がもある。
コガモ 智光山公園(2011.2)全長38cm
(オス)栗色の頭部からだの中央の白い水平線。
(メス)褐色で黒褐色の斑模様。(写真なし)
くちばしは黒く、他のカモよりはやく渡来する。
コゲラ (水上公園2/19撮)
キツツキ類で最小、樹木をつつきながら昆虫類を探しているところ。
ドラミングは軽快で短め。
コサギ 水上公園(2009.11)全長60cm
くちばしは一年中黒い。歩き回る、待ち伏せるなど多彩な採餌方法を行い、足で水をかき回して逃げ出した
魚を捕らえたりもする。
コハクチョウ 越辺川(2011.2)全長120cm
オオハクチョウは(全長140cm)はくちばしの黄色部分の先が、コハクチョウより尖って延びている。
幼鳥は、首から体にかけて灰色がかっている。
シジュウカラ 水上公園(2010.1/17、6/30) 全長14.5cm
林の下層や地表でよく採餌するが、枝にぶら下がることができる。
普通に庭などで見かけるが動きが早い。
ジョウビタキ 智光山公園(2009.12/23)、水上公園(2010.2/3)
全長14cm、独特な色彩は他の鳥と見間違えることはない
翼の白斑が目立つ。
セキセイインコ *外来種(かご脱け鳥)
水上公園(2010.1/24)
全長18cm
きれいなさえずりが聞こえたので見ると、篭脱けしたと思われるセキセイインコに偶然にも出会った。
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ダイサギ 入間川(2010.2、)全長90cm
日本で見られるサギ類では最も大きい、水の中を歩きながら魚やザリガニなどを捕らえて食べる。
チュウサギ 智光山公園(2011.2)全長68cm
コサギやダイサギのように、河川や干潟に出ることは少ない、水辺近くの雑木林で他のサギ類と共に
集団繁殖する。主に昆虫やカエル、魚を食べる。
ツグミ (子畔川吉田橋辺り2/1撮)
公園のベンチ近くまで寄ってくる。
6月頃まで普通にいる鳥。
ツバメ 安比奈親水公園(2009.6/4)
全長17cm
巣立ったばかりの三羽の雛が、えさを待っている。
ドバト *外来種(かご脱け鳥)
水上公園池の辺り(2011.3/9)
普通に見かける。
ノスリ 入間川河原(2010.1/12〜1/31)
全長54cm
広い河原の中で野ねずみ、もぐらなどの獲物をねらっている。
じっと獲物が現れるのを待つ類まれなハンターである。
タカの仲間。
ハクセキレイ (子畔川吉田橋辺り2/1撮)(留鳥)
川辺に近い住宅地などでも普通に見られる。
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バン 智光山公園(2009.7〜8)全長33cm
黒色の体に赤い額板、くちばしの基部が赤い 池などのよし原にうまく巣をこしらえる。
ヒドリガモ 水上公園(2010.1, 20111)全長48cm
(オス)茶褐色の頭部に、短い白いくちばしだが先が黒い。
(メス)褐色で腹が白い。
名前のヒドリは「緋鳥」でオスの頭部の色彩に由来する。
ヒバリ 安比奈親水公園(2010.4/20)
全長17cm
短い冠羽は雄のほうが長く、時々立てる。
桜のつぼみがほころぶ頃から鳴き始める。
ヒヨドリ 自宅の庭(2010.1/23)
留鳥
最近都市周辺で数を増している。
昆虫、果実、花の蜜などを食べ、庭のえさ台にもよく現れる。
ホオジロ 入間川河原(2010.6/19他)
全長16cm
雄の顔は褐色と白い模様。
スズメに似ているが僅かに大きい。
マガモ 子畔川(2011.1)全長60cm
(オス)黒色で緑色光沢のある頭部と黄色のくちばし。
(メス)褐色で黒褐色の斑模様、くちばし黒く周辺が橙色。
逆立ち姿勢で水中の水草を食べている光景をよく見かける。
ミコアイサ 川越水上公園(2011,12月)全長42cm
潜水採餌が巧みな、パンダ鴨の俗名がある。
ミコアイサのつがい 川越水上公園(2012,1月6日)
雌は頭部が赤褐色。
ムクドリ 水上公園(2010.4/20)
全長24.0cm
公園などで普通に見られる。
時には数千羽の群れになることもある。
モズ (東上線入間川鉄橋下1/25撮)
捕らえた獲物を小枝や棘に刺す「はやにえ」をする。
ヤマガラ 智光山公園(2010.1/17)
全長14cm
色彩に特徴がある。主に昆虫などを食べるが、秋はスタジイやエゴノキの実をよく食べ、貯食行動も行う。
ユリカモメ 水上公園(2009.12)全長40cm
赤色で細いくちばし。公園の池に群れていた。在原業平の「伊勢物語」に詠まれた隅田川の都鳥とされ
「東京都の鳥」に指定されている。
ヨシガモ 智光山公園(2010.1)全長48cm
(オス)頭部はナポレオン帽子のような冠羽、腰部から鎌状にのびた羽は、「みの毛」と呼ばれる。
(メス)褐色で黒褐色の斑模様。くちばしは黒い。(写真なし)
褐色のサギ? 入間川にて(2010.1)名称不明?どなたか教えてください。
(写真の映りが良くないが)上頭部黒く、胸が灰色。くちばしは太く短く黄褐色。
高宮さんの「周辺の野鳥」拝見しました。難しい野鳥の写真よく撮られましたね。
我が家の庭にも餌台を置いているので、ヒヨドリ、メジロがやってきます。
大分、昔の話ですが、「人なつっこいヒヨドリの話」です。こんな事がありました。
ある日、ヒヨドリの一羽が窓から手のとどくところにある物干し竿にとまり家の中を見たりしているので、パンをちぎって投げてやると、さっと飛び立ってパンに飛びつき上手に食べます。ほかのヒヨドリは警戒して寄りつきません。
毎日やって来て竿に止まるので、そのうち手であげても食べるようになりました。或る時は家内の肩にも止まったり、窓を開けておくと、すうっと、部屋の中へ入ってきてひとまわりして外へ出ていったりした。私たちも人馴れしたヒヨドリが来るのを楽しみにしていました。
翌年も来るかと期待していたのですが、ヒヨドリは何羽か来ましたが、人懐っこいヒヨドリは来ませんでした。なぜあんなに人に馴れたのか、今考えても不思議なことです。
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